人物像② 自己愛性パーソナリティ障害

・誇大化させて形成された尊大で傲慢な自己
・自分は欠陥がある人間だというイメージを持った自己
・奥底に隠れている本当の自己

誇大な言動
・自分は才能がある特別な人間だと思い込み、それに伴った言動が目立つ
有名人権威のある人と知り合いであるなど、すぐにバレるような嘘で自慢をする(知り合いである自分は特別という裏打ち)

他者からの評価に過敏
・恥をかいたり、屈辱感を抱いたりするとカッとなって激しく怒り出す

他者への共感性の薄さ
・病気で入院している人のところへお見舞いに行って、自分の健康自慢をするなど相手の状況を考えない言動をする
・自らの成果や目標達成のために、友人を利用したり裏切ったりという行為をする
・わがままかつ傲慢な性格のため、あまり自分の意見を言えない友達を従えてあたかも自分が一番偉いかのように振る舞う

モラハラの実例
自分がいかに仕事ができるか、人脈が豊富で人から信頼されているなど、自慢話や自分の話しかしない上司。人の言うことは聞かず、話が通じないため、「この人は自己中心的だな」という気持ちからそっけない返事をしているうちに、ターゲットにされるように。
全員の前で「こんなことも知らないのか」「何だそのやり方」など暴言に近い言葉ばかり投げかけられたり、無視されることも多々あった。精神的に参ってしまい、数ヶ月休職したのち他部署に異動した。

・虚言癖の実例
自己愛性パーソナリティ障害のある夫に悩む妻も。
子どもの野球部のパパ友に「自分はプロ野球選手を目指していた」「有名選手とも親友だ」などと嘘をついていたことが発覚。自分の職業など、ほかにもかなり大胆な嘘をついていたことが分かり、これは虚言癖ではないかと疑い、夫婦で話し合って、現在は心療内科へ通院している。

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